サギと南ア。スターク・コンデ フィールド・ブレンド
用事があり埼玉の新座まで行った帰り、野火止用水沿いを歩いていたら白い鳥が。
コサギというようです。
警戒心が強いのか、近づくと逃げていってしまいました。
さて、家に戻り。
今年は、なるべくフランス以外のワインを飲むことを目標にしています。
今日は南アフリカワイン。
スターク・コンデ フィールド・ブレンド。
ステレンボッシュに所在するワイナリー。
1998年にホセ・コンデ氏が設立して急成長を遂げたとのこと。
このフィールドブレンドは、シュナン・ブラン5、ルーサンヌ3、ヴェルデホ1、ヴィオニエ1の比率。
南アと言えばシュナン・ブランですが、ブレンドに使われている品種の組み合わせが目新しい。南アだと割とあるのでしょうか。
開けて見ると、グレープフルーツのような柑橘系の香りが支配的ですが、甘い香りも感じられます。また、ほんのり軽い樽風味。
味わいは酸味が利いていて、ちょっと塩っぽい感覚も。
一度に全部飲まずに保存。翌日再び開けたら、香りが前日よりもパワーアップ。
おいしいワインでした。
タンニン滑らか。ランブルスコ カンティーネ・ディ・モッタ
東京の今年の冬は雪が多い。
カクヤスで巣ごもりのための酒を購入ついでに、500円ランブルスコを買います。
カンティーネ・ディ・モッタ。
造り手はカクヤスのワインコインスパークリングでよく遭遇するヴィニコラ・デコルディ。1921年創業、ロンバルディア州クレモナの食堂(タヴェルナ)から発展したワイナリー。
ランブルスコはsecco(辛口)と書いてあるものでも、割と甘く感じられるものが多く自分はやや苦手にしているのですが、このワインはタンニンがそれなりに厚みがあり、甘さがそれほど気になりません。
bioの表示もありますが、どのあたりがビオの効果なのかは分かりません。
食事にも合わせやすいワインでした。
初めてのメンシア。シャブレ
ドンキで放置されていたワイン。
リベイラ・サクラのDOは飲んだことがなかったな、と購入。
シャブレ。
カタカナ表記にするとシャブリ(Chablis)みたいですが、綴りは全く別(Xabre)。
グーグル先生で検索すると「もしかして シャブリ?」と激しく誘導されます。
スペイン北西のはじっこ、ガリシア地方のワイン。
「シャブレ(Xabre)」というのはこの地方の風化した花崗岩土壌を指す名前とのこと。
造り手はフェント・ワインズ。この地域の、2012年創業と新しいワイナリー。
リベイラ・サクラはガリシア内陸部にあります。
品種はメンシア9、ソーソン1とのこと。
どちらにしても初めての品種なのでよく分かりません。
ガリシア地方ではよく栽培されている品種のようです。
香りの立ちがかなり良く、フローラルな甘い香りが広がります。
飲んでみると、メルローにピノ・ノワールを足したような不思議な味わい。
飲んでて楽しいワイン。
2杯ほど飲んで、翌日の変化を見ようとセラーにしまいましたが、都合により飲む機会を逃してしまい、5日後に再挑戦することに。
独特の香りは飛んでいましたが、味わいは健在。
雑な飲み方をしてしまいましたが、もう一度しっかり飲んでみたいワインでした。
「ほぼマルゴー」のワイン。クリュ・モンプレジール
正月からずっと日本酒と泡ワインの日々。
そこで、久々に赤ワイン。
クリュ・モンプレジール。
造り手はシャトー・デ・ゼラン。
畑の一部はAOCマルゴー域内ですが、大部分の畑はAOCマルゴーでもなく、AOCメドックでもないのでAOCボルドー・スペリュールという扱いらしいです。
さらに、醸造者はシャトー・マルゴーの醸造者が独立して造っており、「ほぼマルゴーです」というのが売りのワイン。
香りは華やかなスミレだが、複雑に色々な要素が絡み合っています。
味わいは滑らかで、心地良くスイスイ飲めるワイン。
これはおいしい。
メルロー感が強く、マルゴーというよりサンテステフのような雰囲気のワイン。
コスパ良のワインでした。
正月の流れで日本酒2発。醸し人九平次 Eau du Désir、飛良泉 山廃 本醸造
正月あるあるだと思いますが、日本酒を飲む機会が多い。
そこから日本酒グセがついて、最近日本酒を飲むことが多くなっています。
なんとなく正月気分から醒めるのが嫌なのもあるのかな。もう月末ですが。
この日の酒も、ふるさと納税の返礼品でもらった、醸し人九平次。
醸し人九平次 別誂(べつあつらえ) Eau du Désir。
醸し人九平次はもちろん知っていますが、まともに飲んだことなかったかも。
兵庫県のお酒かと思っていましたが、造り手の萬乗醸造は愛知県に所在。
歴史は意外に古く1789年創業。
開けておちょこに注いでみると、微発泡。
メロン香が漂い、心地良い。
しかし、飲み進めると自分にはちょっと甘いかな。フルーティすぎ。
ワイングラスで飲むことを推奨されていたので、グラスを替えてみました。
が、香りは強くなりましたが、全体的な印象は変わらず。
私の口には合わなかったようです。
香り系の純米酒にちょっと疲れてしまい、本醸造のキリッとしたやつを飲みたいな、と、
飛良泉 山廃 本醸造。
こちらは秋田県のお酒。
昔、ずっと岩手県の平泉の造り手かと思っていました。
本醸造ですが、山廃なのでそれなりにコク、米感があり、キレとコクのバランスがいい。
これこれ、今日はこういうのが飲みたかった、と嬉しくなります。
純米全盛時代ですが、本醸造も頑張ってほしいですね。
おせち料理に合う。デュック・ダルシー
元旦も過ぎて、残ったおせち料理を食べます。
引き続き正月気分なので泡系を。
カクヤスのワンコインスパークリングがあったのでそれを開けます。
デュック・ダルシー。
造り手はC.F.G.V.(Compagnie Francaise des Grands Vins/コンパニー・フランセーズ・デ・グラン・ヴァン)という、1909年創業のフランスのスパークリングワインメーカー。廉価でスパークリングを造れるシャルマ製法を編み出しました。
しかし、このラベルのワインは会社のページには載っていません。
安いワインあるあるですが、デュック・ド・パリという似た名前のワインがあったものの、同名ワインは見つからず。
したがってセパージュも不明。
C.F.G.V.は拠点が3ヶ所あるようですが、そのうちのドイツ国境そば、アルザスのヴィッセンブール(Wissembourg)にある醸造所で造られたことが判明するのみ。
香りは薄い柑橘系、味わいはフレッシュでまずまずの酸味があり、飲みやすいです。
「ブランドブラン」とは何だろう。
値段と香り、味わいからシャルドネは使っていないと思います。
ユニ・ブランとかアイレンとかですかね。
元旦に飲んだアンリオよりもおせち料理に合うな。
濃い味が多いおせち料理には、アンリオのようにコク系の泡ではなく、このワインのようにフレッシュでクセがないほうがいいみたいです。
生産者:Compagnie Francaise des Grands Vins/コンパニー・フランセーズ・デ・グラン・ヴァン
品名:Duc d'Arcy Blanc de Blancs Brut/デュック・ダルシー ブラン・ドゥ・ブラン ブリュット
種類:泡白
セパージュ:ー
生産国:フランス
産地:ー
原産地呼称:ー
アルコール度数:10.5%
輸入者:兼松
価格:550円
評価:★6.5(★10~★1で評価)