蒸し暑いときにはピノで。 ストラタム ピノ・ノワール
梅雨まっただ中・・・。
梅雨の中、赤ワインはあまり飲む気にならず。。。
だが、白も最近飲み続けているので、白にも手が伸びない。
安直にスパークリング、というのも芸がないな、と思い、ワインのストックを覗くと、新大陸のピノがありました。赤でもピノならいいかな。
今日はこれで行ってみましょう。
ニュージーランド南島、カンタベリー地方、シャーウッド・エステートのワイン。
シャーウッド・エステートは1987設立の家族経営ワイナリー。
ワイン名の「stratum」は「地層」の意。だと「ストラタム」と表記されています。
アメリカ英語だと「ストゥレイタム」ですが、豪英語やNZ英語だと「ストゥライタム」なんでしょう。有名な「today」→「トゥダイ」のように。
ここのワインは、一年前にソーヴィニョン・ブランを飲んで以来。
ソーヴィニョン・ブランはグレープフルーツのような柑橘系の香り、味でNZらしさ全開の好印象なワインでした。
ニュージーランドは2017年から原産地呼称制度が導入されており、「Waipara Valley/Waipara(ワイパラ・ヴァレー/ワイパラ)」の呼称も2018年12月に登録が完了しました。
このワインにはWaipara/ワイパラの表記がありますが、2018年のヴィンテージなのでGI表記はありません。おそらく2019年産からはワイパラ、またはより広域のカンタベリーのGI表記のものが出てくるのでしょう。
飲んでみると、かなり陽気なピノノワール。チェリーの香り、丸っこい味わいはいかにもピノ。
しかし、何か物足りないかな。立体感が欠けるというか。
ちょっと若いのかな、と思い、一日寝かせてみました。
翌日。
香り、味わいともに甘みを帯びてきて、バランスが非常に良くなりました。
立体感、というまでは行きませんが、爽やかな味わいでしばし蒸し暑さを忘れることができました。