わび太だより。~ワインと、ビールに、あと・・散歩?~

ワインとビールが大好物のわび太の日記です。安旨ワインとクラフトビール、東京散歩などをつづります。まったり続けようと思います。

チラノ飲み比べ。チラノ カベルネ・ソーヴィニョン

ドンキの安チリワイン、チラノ。

日本ではドンキ系列でのみ売っています。

 

先日のピノ・ノワールは残念な結果に終わりましたが・・。

私はドンキのマーケティングをわりと信頼しているので、「こんなものではないだろう」と思い再チャレンジしてみました。

 

安ワインでピノは難しいのかな、と思い今回はカベソーで。

税抜398円と798円の2シリーズがあるので、両方買って飲み比べてみました。

f:id:Wabita:20210227142851j:plain

 

ボトルの形も微妙に違います。

右の値段が安い方がむしろ高そうに見えるのは私だけでしょうか。

造り手は前回も書きましたがセントラルヴァレーのランカグア近郊に所在するVyF(ウベ・イ・エフェ)。チリの大手食品メーカーAgrosuper(アグロスーパー)のワイン部門です。

輸入者はどちらもドンキ子会社のパン・パシフィック・インターナショナル。

 

名前は、左の798円がレゼルヴァ・エスペシアル。右の398円がヴィンテージ・コレクション。安い方もたいそうな名前です。 

 

さて、開栓。

 f:id:Wabita:20210227143001j:plain

 

色はどちらも違いは見えず。

味わってみます。

 

(安いほう)

香りは、ボルドーの若いワインにあるようなグリーン系の香り。

味わうと、スパイシーなのはいいのですが、渋みが強く全体的に固くトゲトゲしい印象です。

アルコール感も結構強く感じ、重たい感じ。

 

(高いほう)

香りは、こちらのほうがベリー感がしっかりしています。

味わいはまろやかです。香りに比べて果実味が意外と感じられないですが、デイリーワインとしては気にならない程度です。

 

・・段々飲み疲れてきたので、一日置いて変化を見ることにしました。

 

翌日。 

 

(安いほう)

グリーンの香りは健在。味わうと、前日よりも渋みが増しました。スパイシーさも残っていて、色々な味がバラバラに感じられます。味の方向性がよく分からなくなりました。開栓日に飲んだ方がよさそうです。

 

(高いほう)

香りは、ブルーベリーやスミレの香りがしっかり感じられ、前日よりも透明感が増しました。

味わいは引き続き丸みを帯びていますが、果実味の弱さが前日よりも目立ってきて、水っぽさがちょっと気になります。

 

両方味わってみて、2倍の価格差は感じられませんでしたが、安い方は終始トゲトゲしさが残っていたので、丸い味わいの高いほうが安心して飲めるという、当然と言えば当然の結論に至りました。

高いほうは、前回は同じシリーズのピノノワールで失敗しましたが、このカベソーはまずまずです。

しかし、高品質のチリ産安ワインが溢れている現状では、リピートはなかなかないかも知れません。

 

生産者:VyF/ウベ・イ・エフェ

品名:

①(安いほう)Chilano Cabernet Sauvignon Vintage Collection 2019/チラノ カベルネ・ソーヴィニョン ヴィンテージ・コレクション

②(高いほう)Chilano Reserva Especial Cabernet Sauvignon 2018/チラノ レゼルヴァ・エスペシアル カベルネ・ソーヴィニョン

種類:赤

セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン

生産国:チリ

産地:Valle Central/ヴァイエ・セントラル

原産地呼称:①Valle Central(DO)/ヴァイエ・セントラル ②Valle del Maipo(DO)/ヴァイエ・デル・マイポ

アルコール度数:①12.5% ②13.0%

価格:①437円 ②877円

評価:①★6⇒★5(翌日)②★6⇒★5.5(★10~★1で評価)