丁寧に造り込まれた甲州ワイン。敷島醸造 甲州 樽熟成
台風が過ぎ去って気持ちの良い休日。
秋なのに気温が高い、というか暑いので、白ワインを。
720mlと四合瓶サイズになっています。
敷島醸造のルーツは江戸時代から続く農家で、戦後ブドウ作りを始め、1985年からワイン生産をはじめたようです。
畑は甲斐市の登美の丘ワイナリーと同じ尾根にあり、標高600mと、勝沼のワイナリーが400~500m辺りにあるのと比べると高地にあります。
さて飲みます。
色は甲州らしい淡い山吹色。
香りは、樽香があるものの控えめ。
味わいは樽熟成ながら、割と果皮を食べているような甲州のブドウエキス感がくっきり。甲州らしい酸味と苦味のフックが心地良い。甲州っぽさが良く出ています。
後味は軽い苦味を樽感がふんわり包み込みます。
甲州に慣れてくると、このあとに残る軽い苦味が心地良い。
子供の頃ダメだったセロリの苦味が今では大好きで、野菜スティックでセロリばっかり食べることもありますが、それに近いクセになる味。
通常価格でも1700円とかなりコスパが高い。
丁寧に造り込まれたワインという印象でした。