久しぶりのブル。パトリアルシュ ジュヴレ・シャンベルタン
中秋の名月も過ぎて、秋が次第に深まっていきます。
お酒を飲むとき、夏はどうしてもノドの渇きを癒やすのを優先してしまいます。
そんな時は、お酒の味をゆっくり楽しむのがおろそかになってしまうので、ワインだと繊細な味でじっくり味わいたいブルゴーニュなどは何となく手が伸びなくなります。
しかし、気温も下がり、秋本番。
久々にブルゴーニュを飲みたくなりました。
パトリアルシュのジュヴレ・シャンベルタン。
パトリアルシュはいわずと知れた、1780年創設のボーヌの大手ネゴシアン。
カーヴを見学したことがありますが、ブルゴーニュとしては広大で歴史を感じさせるカーヴでした。
開けてみると、ブルゴーニュのピノらしいフローラルな香りの中に、土っぽい湿った感覚があります。
私の駄舌でもはっきりと分かる、ジュヴレ・シャンベルタンぽい、濃厚なタンニンとコク。
もう少し寝かせてもよかったかもしれませんが、それでも十分の風味があります。
むしろ「もう少し・・」と思うくらいのほうがちょうど良いのかもしれません。
大変美味しくいただきました。