和柑橘のさわやかさ。シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香 2017
シャトー・メルシャンのテロワールシリーズ。
山梨県甲府市の玉諸(たまもろ)地区で生産された甲州で造られたワイン。
私は地理オタクなので、こういう細かい地名まではっきり書いてあるワインは、それだけでうれしくなってしまいます。
外見は淡い黄色。香りはユズのようなほのかな柑橘系の香り。味わいはスダチのようなさわやかな酸味。ラベルの説明にも「和柑橘を思わせる」とありますが、たしかにその通り。
甲州なので10.5%とアルコール度数は低いですが、水っぽくならずに酸味とアルコールのバランスが良く取れた、完成度の高いワインです。
ラベルには「きいろ香」の名の由来になった青い鳥が描かれています。
この青い鳥は、「きいろ香」シリーズのワインを造るに当たって技術指導を仰いだボルドー大学の故富永敬俊博士が大学で飼っていた「きいろ」という鳥とのこと。
「幸せの青い鳥」と同じメザンジュ・ブルーという鳥で、はじめは黄色だが成長すると青色になるようです。
夏の暑い日にちょうどいい、和食に良く合うワインでした。
生産者:シャトーメルシャン
品名:玉諸甲州きいろ香 2017
種類:白
セパージュ:甲州
産地:日本 山梨
原産地呼称:山梨(GI)
アルコール度数:10.5%
価格:ー
評価:★6.5(10段階)