稀少品種を使った日本酒。 日置桜 純米大吟醸 強力(ごうりき)
私は日本人の中では比較的稀少な鳥取県生まれです。
(「比較的」としたのは外国生まれの人のほうが稀少だろうから。)
と言っても母親が里帰り出産をしただけで、住んだことはありませんが。
鳥取県の人口は約60万人。日本の人口は約1億2000万人なので0.5%。200人に一人。
里帰り出産の数も人口に比例すると考えると、鳥取県生まれの比率も同じようなものなのでしょう。
まあそれはどうでもいいですが、住んだことはありませんが鳥取には何度も行っており、強い愛着を持っています。
その鳥取だけで生産されている品種「強力(ごうりき)」。
なんでも栽培の難しさから、戦後一度廃れてしまった酒米ですが、関係者の努力により復活させたとのこと。
日本酒は山田錦のように各地で同じような品種で造られていると思っていましたが、ワインのように土着品種があるのですね。
正月に実家(鳥取ではありません)に帰った際に、飲む機会がありました。
鳥取県青谷町(今は鳥取市)の山根酒造場が造っている「日置桜(ひおきざくら) 純米大吟醸 強力(ごうりき)」。
1887年(明治20年)創業という歴史ある蔵元。
HPを見ると、酒造りへの真摯な姿勢が伝わってきます。
鳥取に父が行った時のお土産に、祖父が父に勧めた日本酒とのこと。
その酒を、孫である私がいただく、という三代にわたっての連携技(?)。
日本酒度+8.0、酸度2.1とのこと。
私のこの指標への理解は怪しいですが、辛口でコクがあるということでしょうか。
父も私も酒の好みは辛口でフルボディ系。
日本酒を語る言葉を多く知りませんが、実際辛口でがっしりとした飲める、私好みの味でした。
強力、鳥取ブランドとしてもっと広まってほしいですね。