去りゆく桜の季節に日本ワインを。 シャトーメルシャン 甲州小樽仕込み
今年の桜は、ゆっくり眺めることもできず、散る時期を迎えてしまいました。。。
残念。
桜を眺めていたら日本酒を飲みたくなりました。
が、家に日本酒のストックがなかったので、日本の白ワインを選択。
シャトーメルシャンの甲州小樽仕込み。
山中湖村のふるさと納税返礼品5本セットで残っていた最後の1本です。
色合いは、通常の甲州よりも黄色味が強いでしょうか。
香りは、リッチな樽由来のバニラ香が支配的です。
味わってみると、果実味が豊かで、ともすれば「水っぽい」とも言われがちな甲州らしさ(?)がなく、ブルゴーニュのシャルドネを飲んでる感じです。
ブルゴーニュを意識して、甲州でどこまでリッチな味わいが出せるかシャトー・メルシャンの技術力で挑戦したワイン、ということでしょうか。
甲州の味わいは前面には出ていませんが、後味に、春の山菜、例えばタラの芽のような、心地よいほんのり軽い苦味あり、甲州らしさを感じさせます。
一方、アルコール度数は、通常の甲州と同様11%と低めなので飲み疲れずにスイスイ飲めます。
ブルゴーニュらしいリッチな味わいと、甲州の繊細な味わいをギリギリ両立させたワイン。
小規模ワイナリーの造るフレッシュな甲州もいいですが、大手の造る技術に裏打ちされたしっかりした味わいの甲州もまたいいものですね。
市場価格だと3000円程度のようですが、その価値があると感じさせるワインでした。
生産者:シャトー・メルシャン
品名:甲州小樽仕込み2016
種類:白
セパージュ:甲州
生産国:日本
産地:山梨
原産地呼称:山梨(GI)
アルコール度数:11.0%
価格:ー
評価:★8(★10~★1で評価)