フェウド・アランチョ ダリラ
先日のカクヤス厳選ワイン2本で3000円セットのもう1本。
お店の棚を見ながら「お、シチリアの赤ワインがあるな」と思いながら、適当にピックアップしましたが、家に帰ってよく見たら白ワイン。
時々こういうミスがあります。
フェウド・アランチョのダリラ。
ラベルにはシチリアの愛の唄の楽譜。
造り手のフェウド・アランチョはシチリアの安旨ワインの雄。2001年に生まれた新しいワイナリー。母体は北イタリアのトレンティーノにあるメッツァコロナ社(Mezzacorona)で、同社がシチリアの地元ワイナリーを買収して大きくしたようです。
ブランド名になっているアランチョ湖にほど近いサンブーカと、シチリアの東(アーカテ)にそれぞれ280ha、690haの畑を持っています。
さて、開栓。
ふわっとした香り。裏ラベルには「トロピカルフルーツの香り」とありますが、私には桃のような香りに感じられます。
セパージュとしては、グリッロにヴィオニエを混ぜているようですが、香りがふわっと華やかなのは、ヴィオニエから来ているのでしょうか。
味わいはいかにもグリッロという感じの柑橘系。
しかし、酸味がほどよく、適度な甘みとまったり感。
まろやかでとろっとした粘性があります。これもヴィオニエ由来でしょうかね。
ヴィオニエは単体ではなく、これくらいの方がしつこさがなくていい気がします。
時間を置くとどんどんまろやかに味が融合していきました。
バランスの良い非常においしワインでした。
これはリピート有りですな。