スモーキーではないが瑞々しさがおいしい。ボーリュー・フレール プイィ・フュメ
酒屋さんでワインを眺めていたら、ロワール、プイィ・フュメのワインを見つけました。
フランスにいた時は時々飲んでいましたが、久しぶりに飲みたくなってきました。
早速購入。
プイィ・フュメのワインはよく「火打ち石の香り」と表現されます。
火打ち石の香りと言われても、そもそも香りをかいだことがないのでピンとこないのですが。フュメ(fumé)とは「燻製にした(smoked)」の意で、香りがスモーキーということですね。
ボーリュー・フレールのプイィ・フュメ。
ボーリュー・フレールは プイィ・スュル・ロワール(Pouilly sur Loire)の近郊に4世代続く家族経営のワイナリー。所有する10ヘクタールの畑のうち9ヘクタールはソーヴィニョン・ブランを栽培しています。
グラスに注いでみると、香りからはあまりスモーキーさは感じず、みずみずしい柑橘系の香りがかなり強いです。味わいもレモンやグレープフルーツのような柑橘系。ミネラル感もありますが、やっぱり若々しい柑橘が勝っています。
いい意味で、ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランによくあるような味わい。
プイィ・フュメってこんな味だったっけな?
NZ勢に対抗するためにフレッシュさを押し出すようにしているのでしょうか。
初めてプイィ・フュメを飲んだ時はもっと感動があった気も。
年を取って感受性が薄れているのか・・。
いやしかし、フレッシュで十分おいしいワインです。
NZのソーヴィニョン・ブランに飲み慣れた今はそれほどの驚きはないですが、おいしくいただけました。
生産者:Beaulieu Frères/ボーリュー・フレール
品名:Pouilly Fumé 2016/プイィ・フュメ 2016
種類:白
セパージュ:ソーヴィニョン・ブラン
生産国:フランス
産地:Loire/ロワール
原産地呼称:Pouilly Fumé(AOC)/プイィ・フュメ
アルコール度数:12.0%
価格:2200円
評価:★8(★10~★1で評価)