寒い日に高地で育ったピノで。アラモス ピノ・ノワール
季節が進んで寒さが増してきました。
秋は日本酒を飲みたい感じでしたが、こう寒くなってくると、陽気な赤ワインが飲みたくなってきます。
太陽パワーを感じられる南米のピノを飲みたくなりました。
酒屋さんに入ります。
チリピノを買うのも芸がないな・・・
ふとチリワインコーナー横の棚を見ると、珍しくアルゼンチンのピノがありましたので、これを飲むことにします。
アラモス ピノ・ノワール。
ラベルには明記されていませんが、メンドーサの代表的な造り手カテナ(Catena)が手がけているワイン。カテナ・アラモスと紹介される場合が多いようです。
カテナは、イタリアから移住したニコラ・カテナ(Nicola Catena)が1902年に創設したワイナリー。
子のニコラス、孫のラウラと引き継がれたようですが、ニコラスはUCバークレーの経済学者、ラウラはハーヴァードとスタンフォードを卒業し外科医の顔も持つスーパーな家系です。
そのカテナのデイリーワイン「アラモス」。
カテナを率いるラウラは女性ですが、このアラモスは醸造責任者、さらにソムリエも女性という、女性大活躍のワイン。
標高900m~1500mのかなり高地で造られているワインです。
香りはピノノワールらしいフローラルな香り。ただ、香りがバ~ッと広がるというより、静かに広がる感じです。
飲み口は、結構さっぱり。一般的なチリピノと違う、陽気な中にも落ち着いた味わいです。
タンニンも丸くて優しい。
グイグイ飲めてしまう。
期待どおりの味わいで満足でした。