地理ヲタがグラス片手に物思いに耽る。。。 クルーガー フランシュフック シュナン・ブラン
この前、南アフリカのシュナン・ブランを初めて飲んで好印象だったので、南アのシュナン・ブランをさらに買ってみました。
クルーガー・ファミリー・ワインズ。
南アのワインは大部分がケープタウンのある西ケープ州で造られており、西ケープ州の生産地域はいくつかに分かれていますが、そのうち西部、沿岸地域(Coastal Region)のステレンボッシュ(Stellenbosch)に所在するワイナリーです。
このワインはステレンボッシュ近郊のフランシュフック(Franschhoek)産と、南アの原産地呼称制度であるWO(Wine of Origin)に基づき表記されています。
インポーターはラフィネ。
開栓してさっそく飲みます。
キャップはスクリューキャップになっています。
ぱあっとフローラルな香り。味わいはニュージーランドのソーヴィニョンブランを弱めたような軽いグレープフルーツ的味わい。柑橘とブドウ果実の中間的味わいがします。さっぱりとしていますが果実味を十分味わえるワインです。
Google Street Viewで眺めると、フランシュフックはレストランが並ぶ、美しいたたずまいの街のようです。「フランシュ」という名前から想像される通り、元々フランス人により開拓された街とのこと。グルメの街としても有名なようです。
眺めているうち、この街に行ってみたくなりました。南アフリカに行くことはなかなかないでしょうが。
ワインのいいところは、産地を知ることが味わう時にプラスになることです。
他の飲料品、食品ではなかなかこうはいきません。
例えば、日本で食べられる伊勢エビの多くは、南アのお隣のナミビアから来ているのはよく知られている話です。
しかし、ナミビアの方には大変申し訳ないものの、ナミビア産の伊勢エビを食べる際に「ナミビア産」という情報がプラスになるかどうか。。。難しいところです。特に和食の場合には。
その点、ワインは産地情報が味わいとの相乗効果をもたらすような気がします。
南アのワインを飲みながら、地理ヲタクとワインは相性がいいな、との思いにふけったのでした。
生産者:Kruger Family Wines/クルーガー・ファミリー・ワインズ
品名:Franschhoek Chenin Blanc 2019/フランシュフック・シュナン・ブラン
種類:白
セパージュ:シュナン・ブラン
生産国:南アフリカ
産地:Western Cape/ウェスタン・ケープ
原産地呼称:Franshhoek(WO)/フランシュフック
アルコール度数:13.0%
価格:1776円
評価:★7(★10~★1で評価)