この500円キャンティはアリだな。。。ブロテッロ キャンティ
緊急事態宣言の出た翌日の夜。
歌舞伎町はどうなっているのか、帰宅途中にチラッとのぞいてみましたが。
お店の明かりは煌々とついているものの、歩いている人がほとんどいない異様な光景。
いわゆる「ゴーストタウン」とはまた違う雰囲気。
3月以降、中国人の減少、 日本人団体客の減少、欧米人の減少と、人通りが段階的に減っていましたが、この日はついに雑踏が全くなく、「客引きに注意してください」というアナウンスが通りにクリアに響きわたります。客引きの人たちもあまりの通行人の少なさにもはや戦意喪失という感じ。
それでも歩いていたら声をかけられたので、客引きかと思いきや、この歌舞伎町の光景を取材しに来た某テレビ局でした。
日常を変えてしまうコロナウィルスの恐ろしさをあらためて感じつつ、そそくさと帰宅。
つらい局面ですが、ここは早期の終息を祈りつつ家飲みするしかありません。
取り出したのは、アンティカ・カンティナ・ブロテッロ。
カクヤスの500円キャンティです。
前に飲んだカステラーニのキャンティと同じ時に買ったのですが、カステラーニが期待外れ(というか予想通り?)だったので飲む気になれず、しばらく放置していました。
カステラーニの傷も癒えたので、そろそろ飲んでみましょう。
スクリューキャップ仕様。
短いコルクで不安になるよりはこちらの方がいいですね。
気密性も高いでしょうし。
造り手の情報は探しましたがうまく見つかりませんでした。
輸入者はヴォガ・インターナショナル。
安キャンティにありがちな強烈な酸味やエグミのようなものはなく、酸味は穏やかで味わいも丸っこい。
安心して飲めるキャンティです。
これはアリではないでしょうか。
イタリア産500円であることを考えるとかなりの高コスパワインです。
こういうのがあるから、やはりワインは実際手にとって飲んでみることが大切ですね。
・・・予想通りワインの生産・流通に不安が出てきていると一部で報道されているようです。
今後欧州・米のワインは手に入りにくくなるのでしょうか。
ワイン買い占めとか起きて価格も高騰するのかな。
500円のワインを相手にうまい、まずいと好き勝手につぶやいたあの頃は良かった、ということにならなければいいのですが。