わび太だより。~ワインと、ビールに、あと・・散歩?~

ワインとビールが大好物のわび太の日記です。安旨ワインとクラフトビール、東京散歩などをつづります。まったり続けようと思います。

勝沼ワイナリー巡り(その8)ぶどうの国文化館 ろう人形独り占め。

その7から。

マルフジワイナリーを後にして歩きます。

ワイン3本分の重みが肩に食い込んできます。ボトルの重量も考慮すると4kgぐらいでしょうか。このまま帰るだけならあと1本くらいは大丈夫そうですが、散歩気分で気軽に歩き回るには、3本くらいが限界ですね。

 

当初の予定では、ほかのワイナリーも行きたかったのですが、自分のポリシーとしては試飲をする以上なんらか買っていきたいと思っています。しかし、これ以上のワインを背負って歩くのはつらかったので、ワイナリー巡りはこれでおしまいにします。

 

ただ、「ぶどうの丘」という公共施設でワインの試飲ができるようなので、最後の締めとしてぶどうの丘をめざして歩くことにします。

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ぶどう畑の奥にフジッコワイナリーの建物が。

「ふじっ子煮」のフジッコが経営しているフジッコワイナリーやまるき葡萄酒など、行きたかったワイナリーが次々に目の前に現れますが、次回の宿題ですね。

まるき葡萄酒の方には「こんにちは。」と挨拶され、このまま店に寄ろうかな・・・と一瞬判断がぐらつきますが、やっぱり今回は遠慮しておきました。

 

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まるき葡萄酒

 

 

・・・それにしても暑い。午前中はあった雲がなくなり、直射日光にさらされるようになってきて、体から汗が噴き出します。

ちょっと休みたいな、と思っていると、公共施設っぽいものが見えてきました。

「ぶどうの国文化館」という勝沼のぶどう作り、ワイン造りをまとめた博物館です。

 

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図書館のとなりにある。

受付で記帳すれば無料というシステムのようです。

しかし、受付はおろか、館内には誰もいません。お客さんも自分以外誰もいません。

事務室に明かりがついていたので、ちょっと入口からのぞいてみましたが、やはり人の気配がしません。防犯は大丈夫なのでしょうか。

 

館内には、ろう人形を使ってぶどうとワインの歴史が解説されています。

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フランスに派遣され、日本ワインの基礎を造ったという高野青年と土屋青年。

館内は完全な静寂のなか、何体かのろう人形が安置されており、しかも全体の照明が暗めなので異様な雰囲気を醸し出していました。

 

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勝沼のワインがせいぞろい。

館内は冷房が効いていて、いい休憩になりました。

  

先を急ぎます。

行く手に次々と「ワイナリー」「試飲」の看板がちらつきますが、パスします。

最初に向かった原茂ワインの前を通り過ぎ、ぶどうの丘に向かう坂道に取り付きます。

これが地図上で計算すると勾配が8%以上ある結構な激坂。ぶどうの丘の標高は500mですが、ふもととの標高差は100mほどあり、これを1kmちょっとで駆け上がります。

激坂の負荷に、背中のワインの重量、猛暑、アルコールによる脱水で体力が奪われていきます。

 

さらに道を進むと、それまで見えてた「ぶどうの丘」という案内表示がなくなってしまいました。こんな激坂を登っておいてミスコースしていたら悲しい。。。

 

ふと目の前を見ると、反対向きの看板があるので振り返って眺めると、「↑(矢印)勝沼ぶどう郷駅」の表示。ということはぶどうの丘はこの経路で合っているのでしょう。それならぶどうの丘への案内も出してほしいところですが。

駅へは下り坂だから徒歩客もいるだろうが、ぶどうの丘へは登りの激坂だから徒歩客は想定していない、ということでしょうか。。。

 

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疲れたがぶどう畑の中を進むのは気持ちよい。

最後はぶどう畑の中を抜け、なんとかぶどうの丘にたどり着きました。

その9へつづく。

 

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